あるはずのものが無くて
無いはずのものがある
何年か振りに訪れた街や、帰省した故郷なら
懐かしみ、思い出し、少し寂しくなっちゃったりするのだが
つい何週間か前の風景がガラッと変わったならば
何も考えられなくって無心になるのです
白浜から湊、埠頭方面へ
道路に大きいイカ釣り船がゴロンとなっていた
いつも行く第4埠頭周辺へも
ここは津波後の片付けもしていなくそのままで
製紙工場の材料の紙のブロックがビッシリ敷き詰められていた
しばらく立ったまま放心
視覚のイメージだけが、記憶の風景と目の前の風景を行き来した
その時の匂い、寒さ、音を思い出せないくらい
シャッター音だけが シャッ、シャッ、、、
写真の仕上がりは最悪