20100223

22年2月22日の寝床から



華雪さんの「島」という本を読んだ。
手製の小さな本。

中程に会田綱雄の詩の抜粋がポンと書かれている
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島といっても
海のなかにぽつんとうかんでいる
島だけが島なのではありません
山のなかにひっそりとかがんでいる島もある
その秋ぼくが暮らしていたのも
山のなかのそんな島でした
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読んだとき
記憶が遠く戻って行ってクラクラした。
1999年、佐渡へ野宿の貧乏旅。
毎夜、公園とか埠頭とかのベンチで寝てた。
眠くなるまで何もする事が無く、いろんな事を毎日考えた。
無人島にいったらこんな気持ちになるのだろうとか、
明日は何処で寝ているのだろう、屋根はあるのかなぁトカトカ。

携帯とかPCを持たない旅は今では考えられないけど
何かと繋がっていない状態が現代の無人島状態じゃないかと思った

携帯を持たない旅はすごい開放感だろうと想像する。
今夜は風が強くて、霧笛が数キロ内陸の我家まで聞こえてる。

20100221

汗が目にしみる

ジムで走るようになってひと月、やっと体質の変化が出てきた・・・ような気がする。
汗がジャージャー出る。頭の上で発生した汗がだんだんオデコ、眉を伝ってくる感覚。
初体験で気持ちがいい。小中高と運動部だったのにそんな感動が無かったのは何故だろう。

運動の最後に毎回体質計で計ったデータを家でグラフ化。
近況は筋肉の量が減っているという事。これが理解できない。
運動量は変わらないのに脂肪と筋肉の両方が落ちはじめている。
脳がこの体はもうちょっとスリムでも大丈夫じゃない?と思いはじめているのかしら。
秘密裏の体質の軌道修正。そうあってほしい。
何故なら筋肉がついて、ズボンがキツくなってしまったから。

20100216

三十而立、四十而不惑


調べものついでに、過去の手帳をパラパラと見ていたら
横尾忠則さんの日記を読んだ時のメモが書いてあった
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2006年10月
若い人は 若い考えを持つ。
そして 若い作品を作れば良い。
若い人が 老人が見えるように
物を見る事が出来ない。
若い人が 絶対わからない物の見方や
創作をやればいい とぼくは毎日考えている。
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まさにその通り
若い人はもっともっと精一杯でなきゃ。余裕ぶっこいてたら老人になれない。

「30にして立つ」
「40にて惑わず」
30過ぎて未だ立ってもいない。気持ちが20代ではいけない。

20100214

ひとつだけ


ファインダーを見ながら左手でシャッターを
押す方法がひとつだけある。
まあ、歯磨きしてる時の自分を撮るときぐらいにしか
使えない技だけれど、方法を考える価値はある。

20100213

落ち着く時


落ち着く瞬間を発見した。
それは単調な作業に没頭しているとき
革細工を縫っているときとか ハンコで壮大な面積を彫っているとき
つまり無心で何かに集中している時、それが落ち着くとき

あと無になる瞬間も最近発見した。
それはランニングマシーンで自分の限界の速さで走っているとき
少しの緊張と聞いている音楽の気持ち良さが重なったとき。
そのとき心と体が無になる感じがする。
座禅の世界っぽいのを思いっきり運動しているときに得たような気が

逆に日々刻々、いろんな事を考えて生活しているのだなと思う。
***写真は落ち着いて作った原稿用紙のゴム印***

20100211

作者不明


お船はドラム缶3本で支えられます。
ゲリラ的な作品だと僕は見た
八戸鮫漁港美術館スバラシイ

20100209

伝説の伝説


10年くらいに前「マジっすか!」が流行った。
しきりにみんな使った。
最初聞いた時はビックリしたけれど
その言葉はもうすっかり日本語になってしまった。

最近では「伝説」の意味が危い。
一世代も伝っていないし伝説でもないのに伝説が語られる。
伝説を作りたい人が頑張って伝説を作っているのも笑っちゃう。
唐突に「伝説の・・」ってのもなんかおかしい

考えてみれば、
ここ100年ちょっとくらいで何もかも変わってしまっている事に
驚かされる。「衣・食・住」ほとんど変わったのだから言葉も変わるよね。

僕の中で伝説の意味を改訂をする日も近い。

友達から聞いた話だが
昔は「お」と「を」にも発音に厳格な違いがあったのだという。
発音も時代とともに変わる。はたして言葉の意味もバシバシ変わるのは
当たり前と考えるべきなのか、否か。(いな_なんて使わないか)
そんな時代の中の30年を生きてしまっている事実も怖いけどね。

龍馬の時代にタイムスリップしたら、会話に困るだろうなぁ。
・・・海の写真に意味は無い・・・

20100204

ジジヒップ


港にジジイは、どんな格好であろうとどんなポーズであろうと カッコイイ

20100203

高田渡

週末のポニョより楽しみにしている番組があります
NHK教育の番組
今月の知る楽(水曜日)「こだわり人物伝 高田渡」です
共感する同年代は居なさそうなのでこじんまりと。

20100202

西南西

今日のチラシを見て驚いた。
「○○神社にてお祓いしてもらった海苔を使用しております」
お祓いという付加価値・・・そこまでやるのか

いつから日本中で恵方巻を食べるようになったのか
全国のよさこい祭りもそうだけど
馴染みの無い文化が突然、ブームになっちゃうのはあまり好きじゃない。
もっとも、近年の恵方巻ブームは、海苔業界の販売促進なのだそうだが

自然に衰退しちゃうのは別として
地方文化が、流行とか策略的なブームとかのせいで
ないがしろになるのはいけないと思う。
でも既に危機意識は持ってかれてるかも。

豆業界、地道に頑張れ!
チラシに落花生が一押しってのも悲しいぞ。青森は大豆だぞ。

20100201

登山


標高20メートルくらいの雪捨て山に登った
雪が融けて、一緒に集められた土とゴミが堆積する
どんどん融けて、春には土とゴミの山になるのだろうな

天気が良かったのでプチプチと融ける音がしてる
昔はよく 父とトラックで海に雪捨てに行ったものだった