20170826

モノ作る家柄

いつも帰省すると ポワッと気が抜けている妹が、
一転、裁ちバサミを持ってザクザク切っているのを見ると
やはりモノ作る家なのだな、とあらためて感じる

なによりそこに楽しみがあるというのはのはいいことだ

20170816

タダ本

書についての興味が続いています
お盆の家番中には丁度良かった

最後は
数年前に南米の熱帯雨林帯で買っていた文庫本を再読
この本は発送前の検品で、このハンコが見つかったために、
丁寧にも本の代金と送料が戻ってきたというもの。

タダ本を買った?のに、書の本でハンコの印影付きって
なんか作品を手にしたみたい

よく図書館へ寄贈された本にこんなの押されているけれど
こんな堂々としたハンコを自分の持つ文庫本に捺すなんて
きっとすごい人にちがいない。しかも自分の名前。

篆書少し読めるようになってきた、でも左下が読めない

うん、書と文字は面白い。

20170815

四十の手習い

やはり、カメラを畳に上向きに置いて 見上げながら
写真撮ってたら、お参りに来る人は自然と見るよね天井

なぜ石井雙石なのかというと、遡ること20年前、
なんでかハンコに興味を持った私青年は、
ブックオフに手引きになるようなものはないかと
探しに行ったが無い、、んで、ぶらぶらしていると
ワゴンセールの中に和装本を発見したのでした。
中を開けてみると本物の印影が丁寧に捺されていて、
一気に引き込まれてしまって、作者も解らず
その綺麗な赤い線たちを750円で買ったのでした。

そう変人学生の衝動買い。あれから20年!

ネットの時代になって
その印譜を元に調べてみたらなんと
あの志功先生の落款も彫ったという、
石井雙石の印だった、というのがはじまり。

その後、地元のあるハンコ屋を訪れたとき
話がはずんで篆刻の授業になり、雙石さんなら
対泉院にあるよってな話になってビックリ
本堂の天井を見上げることとなったのでした

お盆の家番はこの大正時代の印譜をめくりながら
四十の手習いを模索しています。

20170814

篆書の観の字

自分の遠い先祖の事を知ってからは
毎年お盆に行くようになった対泉院

多分、子孫としてこのお寺へ
お墓詣りしているのは私だけだろうと思う。

さて今年のお目当は
古代蓮ではなくて、本堂の天井
石井雙石の篆書体の般若心経です。

篆書はそれ以前の甲骨文字や金文のイメージの抽象から
字画の成立へと発展した文字で、今はハンコの文字として
残っている書体です

この書は結構 甲骨文字の像(イメージ)の抽象に近い
「観」の字(左上から三番目)なんか
バルタン星人とウルトラマンが見合っているよう

対泉院へ行ったら本堂へ、そして
できれば仰向けに寝て観るのがオススメ(お盆中はダメよ)
それにしてもナゼ、般若心経を左から並べているのだろう?
篆刻とか篆書体の自然な決まり(ネガだから)なのかな。


20170808

折れ釘の臨書

なんか感じ入るものがあって
さる場所の参道から拾ってきた・・・折れ釘

なかなかの曲がり具合、そして
ここまで抑揚が出るには なかなかの年月
そして丁度いい時に拾ったのだな、たぶん

臨書も難しい
次回はせんべいのミミの臨書でもしようかな