20091127

握手について

母が、ある人に「あなたの手は働く手だ」と言われた、と話してくれた。
手を見てその人がどんな人かを見るという、そんな人がいるのだ。

昨日帰った友人と最後に握手したとき、「良い手だ」と思った。
握手してその人となりを判断する人もいるかもしれない。

手という感覚器官を合わせるというのは
その人の情報をイッパイ読み取る機会なのだと思う。

僕と握手する人はどんな事を感じるのだろう?
自分と握手できないからなぁ。

20091124

有朋自遠方来 不亦楽乎


日曜日まですごく寒かったのに、
友が来たら暖くなった、更に楽し。

20091121

アイデアの具材


なんか毎週末、作っている。
今日は友達の旅行鞄の取手修理。
「修理屋さんに頼むより、先ず榎本に連絡!」と思ったらしい。

今回はアイデアの熟成を少し体感した。
いつもは、作ろうと思ったその日に仕上げるけど
アイデアが出てから、そのまま1週間くらいアイデアを寝かせてみた。
毎日その事を考えていた訳ではないのに、確かにアイデアの充実があって
作るときには図面をなぞる余裕というか、使っている友人の事を考える
余裕が出来ていた。

チャーハンを作るときに似てる。
即興具材のチャーハンは不味い。
炒めてる段階で冷蔵庫の中を見ていては美味しいチャーハンはできない。

あとは友達が美味いと言ってくれるだけだ。

20091118

寝床のメモより




寝床でのメモには
「和紙を水で戻して再形成してみる」と書いていた。
こんな事は実現しそうと思うけど、

「カメラ内部に水を入れて撮影」
とか
「セルフタイマーでカメラを空に放り投げて撮影」
とか
「完全に水だけのレンズを作る」とか・・・・
普通では考えない発想は、朝起きたとき出る。
まだまだアイデアの熟成は足りないけれど、多分やると思う。

とりあえず、「和紙を再形成」はできるという事が解った。

20091117

desk,cut,this!


週末作った机の足を


切って


こう!

*失敗したわけではありません。大成功です。

20091116

何かは何に向かっているのか?


現在製作中の「何か」です。
寝床のメモ帳上で出来て試しに作った「何か」です。
「何か」が何に向いて何になるのか未だはっきりしていません。
でも作ってみたのです。

「 × × を 〆 〆 してみる」と想像しただけでも 面白い。
そんな思いつきが「何か」になるのは、もっと面白い事です。

20091110

教室で教えないことってなんだろう。

外山滋比古 [思考の整理学] を読む
アイデアや考えの成長させかたについて、少しハッキリした感じ
そしてアナログとデジタルの融合っぽい域が見えてきた感じもした。双方大事だなぁ。
最後のコンピュータの文章には、ハッとさせられる。

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これからの人間は、機械やコンピュータのできない仕事をどれくらい出来るかによって
社会的有用性に違いが出てくることははっきりしている。どうゆうことが機械に
はできないのか。それを見極めるためには多少の時間を要する。創造性といった抽象的
な観念をふりまわすだけではしかたがない。
本当の人間を育てる教育ということ自体が、創造的である。
教室で教えるだけではない。

・・・

人間らしく生きていくことは、人間にしかできない、という点で、すぐれて創造的、
独創的である。コンピュータが現れて、これからの人間はどう変化していくのであろ
うか。それを洞察するのは人間でなくてはできない。これこそまさに創造的思考
である。
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人間は大きく分けて・・・と言うような言葉がよく出てくるが
コンピュータを使って仕事をしている人間とコンピュータに触れないで
仕事をしている人間に分かれるという時代がくる。
将来、人々はどっちに価値観を見いだし、どっちを優先する教育をするのか、
考えを持っていなくてはならない。

コンンピュータを使用することは当たり前になるが、
コンピュータが取って代わるから、勉強するなということではなく
そこから踏み出し、創造性を養う方向に思考を持っていくのが
ユトリの教育の根源だと思う。

[手作業で作りました]
というパッケージ書きの商品に価値を見いだす時代がくる?
もう来てる?

20091108

毎日お魚食べてます


包丁を研ぐ時の音と緊張感は結構好き。

実は今年から家の包丁は僕が研ぐことになった。
出刃包丁と砥石には、父の研ぐ刃の角度が残っている。

前から包丁研ぎは教わることなくやってたので理屈は解ってたけど
こんなに父と砥石に対する角度が違うとは思わなかった。
これから包丁と砥石を自分の角度にしていくんだな。

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・鉄の包丁は、洗った後お湯にくぐらせて布巾で拭けば
 錆びないそうな。でも売れなくなるから包丁屋さんの
 企みであまり知られていないらしい。
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20091105

どんどん逆行


どんどん楽器の少ないものが好きになていきます。
そして時代をどんどん逆行して古い物が聞きたくなっていきます。
今日はとても良いCDを聞いてしまった。
高田渡のNHK-FM 公開録音「27/03/03」

「・・・という歌があります」で始めるイントロ
落語のような語り、本番中の曲間にトイレに行っちゃう所まで
すべてスバラシイ。そこをカットしないのも。

こんなの聞いてるといつの間にか、太鼓を抱えている。
車に積んでたら危険なので、部屋に持ってきた木製ボンゴ。
最近チョット改造して、叩くとスネアドラムみたいシャシャと言う。

20091103

初雪


午前10時頃、雪初が降った(すぐ溶けたけど)
考えてみれば季節を感じられるほど
ずっと青森にいた事が無かった。思ってたより短い秋。

そろそろやって来ます。

水道水が冷たくなってくる季節が。
吐く息が白くなってくる季節が。
夜フトンに入るとき「ヒョ〜っっ」って言う季節が。

20091101

filmの滝


台湾でのフィルム10本を現像した。
まっ暗な暗室中での作業はいろんな事を考える良い機会
そして、水洗中はTVを見る。
見る事に全然 気が乗らない。

TV CMで赤塚不二夫が
「あなたは、あなたで いいのだ」と言った。

良い言葉だ。