翌日はディズニーランドの誘いを断って(ゴメンネ)
国立新美術館とサントリー美術館の
ピカソ展を観に行った。
今回だけでなんと300点近い展示。これだけでも「お〜ぉぃ」なのに、
彼の生涯描いた油絵と素描は13500点だそうな。(ギネス記録)
「マンドリンを弾く男」にずっと足が止まってしまった。
今までpicassoは何を描いているか解らなすぎた作品が時々あってその都度
冷めてしまってたけど、やっとこの作品で「見えた」感があった。
頭が緩く、そして冴える感じ。すごく新鮮な物に触れている心地。衝撃。
ずっとマンドリンの音みたいなのが、頭の中で勝手に流れてて、
数十分間、他の作品に集中できなかった。
変な人物画は、写真でいう多重露出という理解で落ち着いた。
近くなったり遠くなったり背景だったり、窓枠だったり色んな線と
色んな表現を同じカンバスに重ねて描いている。欲張りな画。
多分書きたい角度がありすぎて面倒になってそのまま描いちゃえっ!
てなってしまったのだなと、勝手にそのきっかけを想像していた。
いやきっとそうに違いない。