20081128

紅白での演歌の楽しみ方をひとつ

演歌についてのある事実。それは、
「多くのイメージに似つかわしくない楽器が、使われている」
という事。この発見は数年前、テレビで観た演歌のシーンで
「サブちゃんのバックで演奏する弦楽器の人たちの気持ち」
を勝手に考えていた時に気付いたこと。

和物の楽器は勿論だが、
バイオリン(弦楽器)は無くてはならない、
トランペット(管楽器)もしくは、泣きのエレキギターは
間奏と締めによく出てくる。
声楽の人の「あぁ〜〜」とか「はぁ〜〜〜」の声
シンセ(電子楽器)とかもかなりの確率。
いろんな楽器が雰囲気はそのままに、曲を繋いで作り上げている。
なんという奇跡!

いずれも単体では演歌の歌詞と雰囲気には似つかわしくないが、
日本人は違和感を感じていない。理由は子供の頃から聞いていたから。
そう「確かに言われてみれば・・・」と今気付いたあなたは、
まぎれもなく、日本人!

それにしてもこの違和感の無い楽器のツナギ。すばらしいな〜。
なんて、吉幾三を聞きながら今日は語ってたのでした。
ジェロさんが演歌に新しい楽器や解釈を持ち出す日も近い。
日々進化し続ける演歌は、永遠に不滅です。