20140417

死んだ事がある先祖の説得力

母の車が信号待ちで後ろからコツンと追突された
幸い車だけが少し潰れた程度ですんだのだが、、、

「ただただ警察へ行って、車はツブレて、
直す手間に、余計な労力に・・・」そんな言葉が食卓に並んだ

そんななか夕食を少しずつお皿に採って
酒も付けて、先祖に報告しようと提案した


仏壇の前に座ったら、
大事に至らなくて良かったと言いだした
先祖があの世から、相手方の右足の加減を
コツン程度で調節したに違いない
という結論に達したのだった

ただ線香立てて、チーンと鳴らしただけで
この心境の変わり様、驚いた

古来から日本人はこんな感じに
祖先を利用して心持ちの落とし所を
作っていたのかなとジワジワと感じてきた
私たちはそんな風に心ののモヤモヤを
祖先に託して交信しているのだ

良い時はもちろん、悪い時でもありがとうと言えるのは
死んだ事がある先祖の説得力のおかげだなのだな