20091110

教室で教えないことってなんだろう。

外山滋比古 [思考の整理学] を読む
アイデアや考えの成長させかたについて、少しハッキリした感じ
そしてアナログとデジタルの融合っぽい域が見えてきた感じもした。双方大事だなぁ。
最後のコンピュータの文章には、ハッとさせられる。

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これからの人間は、機械やコンピュータのできない仕事をどれくらい出来るかによって
社会的有用性に違いが出てくることははっきりしている。どうゆうことが機械に
はできないのか。それを見極めるためには多少の時間を要する。創造性といった抽象的
な観念をふりまわすだけではしかたがない。
本当の人間を育てる教育ということ自体が、創造的である。
教室で教えるだけではない。

・・・

人間らしく生きていくことは、人間にしかできない、という点で、すぐれて創造的、
独創的である。コンピュータが現れて、これからの人間はどう変化していくのであろ
うか。それを洞察するのは人間でなくてはできない。これこそまさに創造的思考
である。
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人間は大きく分けて・・・と言うような言葉がよく出てくるが
コンピュータを使って仕事をしている人間とコンピュータに触れないで
仕事をしている人間に分かれるという時代がくる。
将来、人々はどっちに価値観を見いだし、どっちを優先する教育をするのか、
考えを持っていなくてはならない。

コンンピュータを使用することは当たり前になるが、
コンピュータが取って代わるから、勉強するなということではなく
そこから踏み出し、創造性を養う方向に思考を持っていくのが
ユトリの教育の根源だと思う。

[手作業で作りました]
というパッケージ書きの商品に価値を見いだす時代がくる?
もう来てる?