華雪さんの「島」という本を読んだ。
手製の小さな本。
中程に会田綱雄の詩の抜粋がポンと書かれている
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島といっても
海のなかにぽつんとうかんでいる
島だけが島なのではありません
山のなかにひっそりとかがんでいる島もある
その秋ぼくが暮らしていたのも
山のなかのそんな島でした
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読んだとき
記憶が遠く戻って行ってクラクラした。
1999年、佐渡へ野宿の貧乏旅。
毎夜、公園とか埠頭とかのベンチで寝てた。
眠くなるまで何もする事が無く、いろんな事を毎日考えた。
無人島にいったらこんな気持ちになるのだろうとか、
明日は何処で寝ているのだろう、屋根はあるのかなぁトカトカ。
携帯とかPCを持たない旅は今では考えられないけど
何かと繋がっていない状態が現代の無人島状態じゃないかと思った
携帯を持たない旅はすごい開放感だろうと想像する。
今夜は風が強くて、霧笛が数キロ内陸の我家まで聞こえてる。