20091022

清代嫌い

今日は新幹線、メトロ、バスを乗り継いで故宮博物院へ
平日なのに予想外。中国人と日本人、欧米人、台湾の修学旅行の団体とごった返していた。さすが世界3大博物館のひとつと思ってたけれど、展示が少ないような・・・。そして一番嫌いなパターン、ガヤガヤ、ガヤガヤ。耐えられん。


展示のほとんどが清時代のゴチャゴチャした「お宝」って感じの物の大安売り。人の多さも併せてすぐ飽きてしまった。何故にこんなに皇帝の姿が作品の背後に見えるのか。翡翠の白菜は皇帝のミニチュア教材に見えて仕方がなかった。
一番見たかった書と篆刻はホントに一角って感じだった。でもあまりお客が居なくて1人占め。王羲之の書を手本にしたコピーってのがやはり多い。明の時代の沈周という人の書が豊かというか優しい感じがして好きだった。書に興味がますます湧いて来た。


帰りのバスを待つエントランスで、見事な蘭の鉢に会った。
ガヤガヤ、モヤモヤの気持ちが、スッと無くなった。やっぱり本物は良い。
でもこの蘭も、本来の姿ではなく作った形なのだと思う。

日本野鳥の会の創立者、中西悟堂は
自分の飼っている鳥を自然に放ち「野の鳥は野に」と名言したという。
そんな分野はないものか。


予想外に時間が余ったのでカメラ屋街へ
来ては見たものの、何も欲しいのが無い、カメラも日本と同じくらいの値段
だし。プラプラしてると、筆屋さんがあった。最近書道教室に行っている母にお土産。ついでに俺にも。

晩飯は新竹に戻り蒸し鶏スープのお店
会ってもう7年になる友人との人参スープ。
この数日で、もう一度食べたかった台湾のご飯達を制覇した。
もう思い残す食は無し。


体の感じで解る。確実に2キロは肥えた。
あっ。ピータン粥・・・。明日、桃園の屋台でやっつけます。