20150630

親指撮りは気付かれない

2006年の北京はオリンピック前の建設ラッシュで
地方の男たちが出稼ぎにたくさん来ていたときだった。

白黒フィルムの現像なんて、もちろん帰国後のお預けで
タイムリーに何を撮ったかすぐ確認できなかったのも、
今とは違う感覚なんだな。見返す事もあまりしなかった当時。
今、やっと振り返った気分



25mmの広角レンズで少し絞りこんで、腰あたりでノーファインダー
電子シャッターのカメラだったと思う。親指撮りは気付かれない

毎週行った蚤の市では、軍幹部にLeicaと刻まれたロシア製が何台か売られていて
このライカ2台と僕のカメラを交換しないかと持ちかけられたのを思い出す
もちろん断ったけど。あと付けられて、走って逃げた。