20090118

印象派のはじまり

名古屋美術館にモネ展を見に行った。
印象派の先駆け「印象/日の出」がメインのようだが
すごく人が多くて、浸れなかった。

それよりも、皆説明とか生い立ちとか文字に見入って
本物はサラッと見るのにはビックリした。

作家は絵と表題だけで勝負しているのに何も感じようとせず
タダ物珍し、とか暇つぶしとか、話題、とかで見るのは
どうかと思う。あと作品の第一印象を声に出して言うのは
良くないと思う。モヤモヤッとした朝霧の作品を観て
「光化学スモッグ」とおじさんが言ったのにはビックリ。
聞いた人の意識に入りこんでしまった、その絵とスモッグという
言葉の印象はどう処理すればいいのか。

おじさんおばさん現象 はこうゆうところでは困るなぁ。
(無意識の垂れ流し現象)

でも印象派と呼ばれてる絵はすごく心にリアルに再現するなと
今回は関心した。何回か目の前にフワッと本当の風景が現れる
ような感覚になって面白かった。そんな風景を今まで実際に経験して
それが印象に残っているからデジャヴみたいな事が起こっている
とも考えられた。それにしても人が多い

天気の良い静かな平日にもう一度来てみたい。

常設展では、去年岩手県立美術館のモディリアー二展で会った
「お下げ髪の少女」に再会した。